昨日の続きです。先に前編をお読みください!
Q3:TwitterやInstagramのフォロワーは居るのに、収益化が在庫を抱えがちな物品の通信販売しかない。
A:在庫を抱えないのがデジタルコンテンツの強みです。さらに大手BASEやSores.jpがダウンロード販売であるのに対し、ACTOLI.TVはダウンロード不可のストリーミング販売であるためデータをそのまま簡単に転送や転載はできません。会員アカウントを持った人にしかストリーミングできない仕組みなので違法転載への簡単な対策になっていると言えます。(ただしインターネットである以上、転載への完全な対策は不可能と考えています)
Q4:●●%貰える、と書いてあったのに後から謎の料金が色々かかり、結果手取りが無い。
A:本当こればっかりで私もうんざりしています。企業はパッと見の価格を下げることで集客したい意図があるので、後から金額を足していきます。その戦略はよくわかります。でも必ず嫌な思いをします。例えば、料金を支払った顧客がスマホアプリを使用している場合、iOSやAndroidらプラットフォーム側が手数料を20-30%とります。そして動画プラットフォームが10-50%程度とります。さらに日本は消費税が加算され、振込手数料は別途、決済手数料や挙句「1回につき+50円」といった謎の金額が載ってきます。
さて、残りは何%でしょうか?
他にも課金すればこんな恩恵が・・・などと別の付帯サービスを勧めてきます。気持ちはよくわかります。でも正直めんどくさいです。
(ただし個人の方は源泉所得税のみ別途)
Q5:LINELIVEや17live等の「投げ銭」生放送は利率が低く、ファンが多く払ってくれているのに自分への見入りが少ない。サービス独自のポイント制などになっていてわかりにくい。
A:手数料で言えば上記のように「スマホアプリ」であるが故の壁が存在しています。さらに投げ銭は「毎回少額を支払う」という性格上、サービスによっては毎回決済手数料が発生することもあります。逆に決済の回数が減らせるポイント制の場合、ポイントを購入した際にプラットフォーム側が手数料を設けており、配信者の意図していないところで顧客に負担がかかっています。何度も言うようですが、気持ちはわかります。しかし、ファンは単純に出来るだけ推しを応援したいのに、知らないうちに色々細かいお金が差し引かれているということです。ビジネスとしては正しいかもしれません。ただ、私はめちゃくちゃ気持ち悪いと思っています。ACTOLI.TVはファンにも、配信者にも、嘘偽りなく、はっきりと割合を提示します。さらに決済手数料も弊社負担です。
Q6:「チケット制」生放送をしたくてTwitcastingを導入したが、後から配信時間の達成などを条件にされ、面倒が多い。
A:2020年8月現在、個人や小規模の配信者がチケット制配信をする手立ては非常に少なく、その最大手がツイキャスです。しかし老舗で大規模で誰でも使えるサービスであるが故に、累計視聴時間などの条件を設けているようです。私は現状ツイキャスはやや面倒でもオススメだと思っています。画質を加味しなければスマホ一つでできることも多いですし、PCを使ってのプレミア配信は画質が良いです。もう一つの選択肢はZAIKOです。過去に何度かサーバートラブルなどで不安なことはありましたが、私は1000人以上が同時視聴したイベントで使用しましたが概ね良好でした。
ACTOLI.TVではチケット制のライブ配信プラットフォーム「ACTOLI.TV THE LIVE」も準備中です。しかし、ツイキャスのように誰でも使える訳ではなく、ZAIKOのように幾多のイベントを並行して配信したりするつもりはありません。私、伊藤自身がキュレーションしブッキングする、身の丈にあった小さなライブハウスを作るつもりです。続報をお待ちください。
Q7:そもそも法人ではなく事務所もないので自宅住所を晒せない
A:住所を晒せない場合、自前の通信販売は困難です。インターネット上に特定商取引法に基づく表記にて住所を明記するのがマストだからですね。決済などは弊社が担当するので、その点は全く心配ないです。ACTOLI.TVでチャンネルを設立する場合、自前のサイトを作るのと同じように、YouTubeのチャンネルよりもスムーズに、オリジナルのURLを作成可能です。(例 https://www.actoli.tv/sukinanamaeといった感じです)必要なのはリアル住所ではなく、WEBアドレスの設定だけです。
Q8:YouTubeは有名人も始めたし、競合が多すぎてキツい。しかもYouTube自体の売り上げがないから動画を制作する予算がない。
A:コンテンツが面白くて圧倒的な人気が出て毎日更新しているYouTuberたち、そして元々知名度が抜群のタレント達はバケモノです。(もちろん褒めてます)彼らと同じ土俵で戦う必要はありません。ずっと来ない「広告収入とバズり」とやらを待つのは止めて、今すぐ自分のサブスクチャンネルを作り、自分だけが更新すればいいのです。Vlogでもいい、自分らしいやり方で継続的に更新しましょう。
YouTubeの動画を無償で作り、無償または身銭を切って協力者にお願いしていませんか?お金の切れ目が縁の切れ目。趣味と一体化している人以外は更新が続かない領域だと考えています。
広告モデルの勝者=バケモノ達と正面から戦う必要はありません。
今すぐ「自分のNETFLIX化」に踏み切りましょう。
YouTubeやTwitterなどは宣伝として割り切り、着実にファンを増やしてACTOLI.TVの自チャンネルに加入してもらいましょう。収益を上げ、まずは自分のモチベーションを上げましょう。
4、なぜ時代は「自分のNETFLIX化」なのか
ここまで読んでいる猛者の方々ならとっくにお気づきかと思いますが、何十万人というフォロワーを持つ人は「ほんの一握り」であり、目指しはするが、成れる確率も激烈に低く、儲けもないから大半の人は続かないはずです。
国内のYouTuberとしては有名ランキングサイトによると3280アカウント程度が登録者10万人を突破しています。50万人突破となると480アカウント程度となります。大手企業や大手アイドルアカウントなどを合わせてのデータですから本当に一握りです。
YouTubeは広告の会社ですから(雑)もちろん動画の内容に制限があり、近頃では子供向け動画については規制が厳しくなり、広告収入が激減したアカウントも少なくないとか。
YouTube登録者数が1万人で月収10万なんて話も聞きますが、そんな甘い話はないです。そもそも2020年現在のルールは登録者数よりも再生回数が重要です。つまりアクティブじゃない動画は何の収益にもならない可能性が高いです。広告単価が0.1円から0.5円だとしても収益化動画が毎日のように何十本もUPされている、かつ、週に1回ほどはバズった動画がないと達成不可です。
そして広告単価が0.5円というのはエンタメ系YouTuberの場合、非常に少ないです。視聴維持率が低い動画は広告単価も低いためです。
一方、ACTOLI.TVで例えば月額2000円のサブスクチャンネルを作った場合、登録者が150人で12万円(個人の場合・源泉別途)です。
2020年8月現在・月額登録者が1000人達成で手数料50%となるため、月額を超お手頃な200円にした場合、月収10万の達成には全世界に200円を払ってくれる1000人のファンが居れば叶うことになります。月額2000円であれば月収100万、月額1000円であれば月収50万です。ちょっとリアルに見えてきませんか?
一方でこのレベルをYouTubeで再現するとなると、毎日の更新をほぼ必須とし、5万回再生の動画を30日連続で続けたとして150万回再生/月
広告単価が0.1円だとしたら月収15万です。
毎日1万回再生の動画をupの場合は30万回再生/月で0.1円だとしたら月収3万です。
登録者数が10万人程度のYouTuberでも毎日5万回は中々難しい人が多いように見受けられます。
以上が毎日連続で1万から5万回再生される動画を休みなく30日制作した場合です。(あくまで単純計算であることをご承知あれ)
キツくないですか?
トップのYouTuberは大丈夫ですが、登録者10万人程度のミドルクラスYouTuberたちはいつか必ず、ぶっ倒れます。しかも生活レベルを下げたくないため浪費が激しくなる心配もあります。おじさん(私)目線、若いから何とかなってるのでは?心配だよ?・・・と思っています。
毎日ではなくちゃんと休みながら、動画をいろいろな制作上の制限もなく作る生活。
月10本で、生放送1回とかでもいいでしょう。映画人なら毎月ショートムービーを作ってメイキングでも作ればいいかもしれません。有象無象のアンチや炎上に一切悩まされずに、目の前の150人のお得意様方に楽しんでいただけてそれが副業になるのなら十分幸せに思えるのは僕だけでしょうか?そして蓄積された動画が資産となり、時々単発でも売れていく。
冒頭に申し上げた、
「自分のNETFLIX化」が絶対に来るという理由がこれです。
ミドルクラスのスタミナが切れるのです。
もう色々キツいと思っている10万人以下のミドルクラスのフォロワーを持った人たちが一気にサブスク化します。というかサブスクにお引っ越しを始めるor並行してサブスクします。更新頻度を下げるためです。そしてさらに近未来、一人(?)で毎日数十本の動画を量産し自動的にUPする更新頻度の高いAI達に食われるからです。
さらに、YouTubeに参入していない・参入して間もないミドルクラスの人が数ヶ月の間収益化がまともにできない→収入がない→毎日の更新は無理→やめる というループに入ると思います。数年前芸能人が参入した時に止めた人々の原因はこれが大半だと考えています。
彼らには固定のファンが居る場合があるので、その場合は早々にACTOLI.TVを使うべきです。自分はYouTubeに向いていないと早く気づいた人の勝ちです。
自分がスターではない、と気づけた人は老舗のBARや老舗のパン屋さんのようになりましょう。お得意様と親密に助け合いながら長年活動してきたはずです。そして一人一人、お得意様を増やしていけばいいんです。質の高い新作のパンを時々提供すればいいのです。きっとお得意様は嬉しく思います。
5、まとめ
人間は歳をとりいつかスタミナは切れ数を打てず、AIは進化を止めずに数を打ちます。
広告のビジネスモデルというのは数字が全てです。かつてTVの視聴率がなぜあんなに重要だったのか、今はYouTuber達が一番よくわかってるはずです。数字だけで勝負する者に未来はありません。日本のTV業界はその道を辿り終えました。
コンテンツは、どう考えても「質」です。
未来になっても色あせない「質」こそが価値であり人間にしかできない事です。
つまり、NETFLIX本体は未来に残るので株を買ってこうねという話でした(白目)
ぶっちゃけ日本ではAmazonプライムが圧勝していているのでAmazonプライム化とか言った方がよかったのかもと後悔はしています。実際私もNETFLIX苦手なのでアマプラばっかり見るし。
ヒーロー出身なので当たり前に仮面ライダーアマゾンズを推しまくって締めたいと思います。大人の仮面ライダーなので注意してね。
とても少数かもしれない対象者に超本気で伝えたblogでした。適宜修正します。
作成:2020/8/2
文責・伊藤陽佑
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